一級建築士の学科試験を独学でチャレンジしたい。勉強時間の目安を教えてください。
こんな疑問にこたえます。
こんにちは。せのしゅん(@senosyun_archi)です。
総合資格に通って、一級建築士を一発ストレート合格しました。
独学ではないからこそわかる視点で、学科独学について解説していきます。
では3分で読めるのでサクッと見ていきましょう。
✓一級建築士のまとめ記事はこちら
一級建築士の学科独学の勉強時間は?
一級建築士の学科試験を合格するのに必要な時間は、「1000時間」というのが1つの目安です。
1000時間というと実感が湧かないので、もう少しかみ砕きます。
- 毎日2時間勉強して、500日
- 毎日3時間勉強して、333日
- 毎日4時間勉強して、250日
毎日4時間勉強しても、8~9か月くらいかかりますね、、、
一級建築士の学科は覚えることが多く、勉強に時間がかかる
一級建築士の学科は「覚えることがとにかく多い」という特徴があります。
科目ごとには以下のような感じで、覚えることだらけです。
- 計画:とにかく覚える
- 環境:とにかく覚える+計算の仕方を覚える
- 法規:どこに何の条文があるかを覚える+かんたんな問題は覚える
- 構造:計算の仕方を覚える
- 施工:とにかく覚える
実際に、総合資格に通っていたぼくの勉強スケジュールはこちら。
これを9か月続けて、864時間くらいの勉強時間だったかと。
ぼくは資格学校に行っていたので、すこしは効率的に勉強できていたかもです。
なので、やはり独学するのであれば「1000時間」が目安ですね。
一級建築士の学科を独学で合格するためのポイント
次に、一級建築士の学科を独学で合格するためのポイントを紹介します。
一級建築士の学科独学のポイント①:勉強時間の管理
独学で合格を目指すなら、徹底した勉強時間の管理がポイントです。
1000時間の勉強をするには、毎日コツコツ続けていくしかありません。
「今日は疲れたから明日にしよ~」
と言っていると、すぐに勉強をやる気が起きなくなって、フェードアウトしていきます。
重要なのは、勉強を習慣にすること。
とは言え、習慣にするまでが大変ですよね。
そこで、勉強を習慣にするためにぼくがやっていたのは、以下の2つです。
- テレビのコンセントを常に抜いておく
- 自宅の机の上に常に参考書を開いておく
テレビのコンセントが抜いてあると、わざわざコンセントを入れるのが面倒なので、テレビを見なくなります。
さらに、机の上に参考書を開いておくことで、「勉強するための準備」を徹底的に排除して、勉強にスムーズに入れるように工夫しました。
ジムに行くときに、「着替えるのが面倒だな」と思ったことはありませんか?
であれば、最初からジムに行く服を着ておけば良いわけです。
良ければ、参考にしてみてください。
一級建築士の学科独学のポイント②:勉強の順番を工夫
学科独学での合格を目指すなら、勉強の順番を工夫することもポイントです。
なぜなら、一級建築士の学科試験は大量に覚えることがあり、どんどん忘れていってしまうからです。
ぼくも意識して取り組んでいた、勉強の順番はこちら。
- 「計画」「環境」「施工」をまずは一通り覚える
- 「法規」「構造」を一通り解いて、できるだけ理解する
- 忘れたころに、「計画」「環境」「施工」を勉強しなおす
エビングハウスの忘却曲線によると、忘れたころに再度覚えなおすと、記憶に定着しやすいです。
であれば、暗記系の科目は早めに覚えて早めに忘れ、その後にもう一度勉強するのが効果的ですよね。
「法規」「構造」も覚えることはありますが、考え方を理解することで対処できる部分も多いかと。
このように、勉強の順番を工夫することも学科独学での有効な方法ですよ。
一級建築士の学科独学のポイント③:参考書を繰り返し解く
独学でやってしまいがちなのが、いろんな参考書に目移りしてしまうことです。
参考書は、1つのものを繰り返し解きましょう。
なぜなら、ポイント②と同じですが、人は繰り返さないとどんどん忘れていく生き物だからです。
ぼくの通っていた総合資格では、毎週大量の宿題が出ました。
でも、すべての宿題をやったことは1回もありません。
というか、まったく手を付けていない参考書もありました。
いちばん自分が勉強になると思う方法で、これを繰り返し何度も解く。
これが、記憶に定着させるためのポイントだと考えたからです。
参考までに、ぼくは学科試験で108点をとることができました。
以上の3つは独学でも活かせる内容なので、ぜひ活用してみてください。
一級建築士の学科は独学でも合格できる
総合資格に通って勉強したからこそわかりました。
独学でも学科には合格できます。
一級建築士の資格学校はサポート役です
学科独学のポイントで紹介した通り、べつに資格学校の宿題をぜんぶやるから合格できるわけではありません。
東大専用の大学受験の予備校に通えば、みんな東大に合格できるわけではないですよね。
それよりも、
- 勉強の習慣
- 勉強の順番
- 参考書を繰り返し解く
ということの方が重要です。
「体系化されたカリキュラム」や「学習のサポート」、「効率的な学習の仕方」みたいなところが資格学校のメリットではないかと。
一級建築士の学科独学は効率が悪いのか
「学科の合格に資格学校はマストではない。でも資格学校に通うほうが、独学よりも勉強の効率はいい。」
これがぼくの考えです。
というと、とにかく資格学校を推しているようですが、別にそんなことはありません。
結論としては、「投資に対する効果が良い範囲で課金をするのはアリ」ではないかと。
たとえば総合資格なら、学科のみで80万円が受講料です。
つまりぼくの場合は、1000時間 – 864時間 = 136時間を80万円で買ったということ。
1時間あたり約6,000円です。
会社員の平均時給が2,500円、家事の時給が1,500円くらいなので、資格学校に1時間6,000円払うのはちょっと高すぎです、、、
個人的には、家事の時給1,500円を切るくらい、逆算すると約19万円以下であれば、課金をしても良いのではないかと。
もし興味があれば、こちらのリンクも読んでみてください。
まとめ:一級建築士の学科独学には早めのスタートが必要
この記事の内容をまとめます。
一級建築士の学科独学の勉強時間は?
⇒1000時間です
一級建築士の学科を独学で合格するためのポイント
- 勉強の習慣
- 勉強の順番
- 参考書を繰り返し解く
一級建築士の学科は独学でも勉強できる
⇒資格学校はサポート役
⇒投資対効果が良い範囲での課金ならアリ
一級建築士の学科独学と勉強時間について解説してきました。
記事でも解説したとおり、1000時間を確保するには、以下の日数が必要です。
- 毎日2時間勉強して、500日
- 毎日3時間勉強して、333日
- 毎日4時間勉強して、250日
つまり、早く始めるほうが毎日の勉強時間がすくなくてOKということですね。
ラクをして一級建築士になりたいなら、早く始めるしか方法はありません。
この記事はここまでです。
が、次にやることは明確でして「一級建築士の勉強をはじめること」です。
下記にリンクを置いておくので、このページを閉じつつ勉強開始に移行していきましょう。
一級建築士をとったあなたの、輝かしい未来を応援しています。
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