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財形貯蓄にメリットはない【断言する】|オワコンです

財形貯蓄にメリットはない【断言する】|オワコンです

財形貯蓄をなんとなく使っている人
「社会人になってから財形貯蓄をやっています。なんとなくそのままにしているけど、どうやって運用するのが良いのでしょうか。」

 

 

こんな疑問にこたえます。

 

 

✓この記事の内容 
  • 財形貯蓄の種類とメリットとは
  • 財形貯蓄にメリットがない理由
  • 財形貯蓄よりもおすすめの方法

 

 

こんにちは。せのしゅん(@senosyu_archi)です。

資産運用歴は10年以上、4000万くらい運用しながら、脱サラを目指している会社員です。

 

 

こんなぼくが、解説していきます。

 

 

いきなりですが、断言します。

財形貯蓄は、完全に時代遅れのオワコン商品です。

 

 

では、さっそく見ていきましょう。

 

 

財形貯蓄の種類とメリットとは

財形貯蓄の種類とメリットとは

 

そもそも、財形貯蓄とはどのような商品なのでしょうか。 

 

 

財形貯蓄には、目的別に3つの種類があります。

 

 

  • 財形住宅貯蓄:住宅用
  • 財形年金貯蓄:年金用
  • 一般財形貯蓄:なんでも使える用

 

 

いちばん使われているのは、「財形住宅貯蓄」でしょう。

「家を買うために貯めるお金」という感じです。

 

 

この記事では、わかりやすくするために、「財形住宅貯蓄」をメインにして解説していきますね。

 

 

財形貯蓄のメリットとしては、以下の通り。

 

 

  • 利息や配当に税金がかからない(本来は約20%の納税が必要)
  • 天引きされるから貯まりやすい

 

 

ここまでだと、「え、いいサービスじゃない?」と思う人もいるでしょう。

 

 

ぼくも昔はそう思っていました。

しかし、ぼくとしたことが先日まで見落としていました。

 

 

財形貯蓄は、ほとんど意味のないお金の使いかただということに、、、

 

 

財形貯蓄にメリットがない理由【オワコン】

財形貯蓄にメリットがない理由【オワコン】

 

理由は以下のとおり。

 

 

  • 利回りが低すぎる
  • そもそも家を買う必要がない

 

 

財形貯蓄にメリットがない理由①:利回りが低すぎる

 

財形貯蓄の利回りは、2020年12月時点で以下のとおり。

 

 

UFJ

財形貯蓄のご案内:三菱UFJ信託銀行

 

  

なんと、、、たったの0.002~0.003%、、、、

 

 

100万円を財形貯蓄しても、1年でたったの2000円しか増えません、、、

 

  

銀行の預金金利が0.001%くらいなので、ほとんど変わりませんね。

 

 

つまり、いくら財形貯蓄が非課税だと言っても、ほとんど利息がないなら非課税の意味がないということです。

 

 

ちなみに、昔は金利がもう少し高かった(と言っても1%くらい)のですが、ゼロ金利政策などによってガタ落ち。

 

 

これが、財形貯蓄がオワコンという理由の1つです。

 

  

財形貯蓄にメリットがない理由②:そもそも家を買う必要がない

 

家を買う必要がなければ、そもそも財形貯蓄をする必要なんてありません。

え?まさか、あなたはまだ持ち家派なんですか?

 

 

ぼくは大きく2つの理由で、圧倒的な賃貸派です。

 

 

  • 賃貸のほうが自由だから
  • 持ち家のほうがリスクが高い

 

 

ちなみに、マッキンゼー元日本支社長の大前研一さん、ホリエモンなども賃貸派です。

 

 

参考までに、「持ち家は資産になる」という人もいますが、持ち家は残念ながら負債ですよ。

 

 

しかも、いざ自分のものなっても、お金が儲かる可能性はかなり低いです。

 

 

家を買うというのは、現代において一気に人生が詰む最悪な買い物です。

 

 

くわしくはこちらの記事でも解説しているので、持ち家派の人は読んでみてください。

  

www.akanoren.net

 

 

「持ち家か賃貸か」で話が逸れてしまいました。

 

 

持ち家というのは、昭和の人生戦略です。

令和になってまで、持ち家のための財形貯蓄をする必要なないかと。

 

 

奨励金が出ます→それでも利回りが低すぎる

 

会社によっては、財形貯蓄に対して奨励金が出る場合もあるかと。

 

 

ぼくの会社では、財形貯蓄の金額に対して、入金するときに5%の奨励金が出ます。

 

 

残念ながら、それでもトータルで考えると利回りは低すぎます。

 

 

たとえば、100万円を財形貯蓄すると5万円の奨励金がもらえます。 

で、105万円を年利0.002%で運用するわけなので、10年後には105万119円。

 

 

一方で、ふつうにリスク低めで資産運用すれば、2年後には108万円を超えています。

10年後には147万円です。

 

 

まとめると、財形貯蓄だと105万119円。資産運用すれば147万円。

 

 

奨励金があったとしても、大してメリットはありませんね、、、

これは、財形貯蓄の利回りが低すぎるのが原因です。

 

 

これをオワコンと言わずに、なんと言えばよいのでしょうか、、、

 

 

財形貯蓄よりもおすすめの方法

メリットなしの財形貯蓄よりもおすすめの方法

 

では、財形貯蓄に向けていたお金をどのように使うのが良いのでしょう。

 

 

答えは、「つみたてNISAでインデックス投資信託を運用」ということです。

 

 

なぜなら、

 

  • 積み立てNISAも一定額まで非課税
  • インデックス投資なら、分散投資でリスクが低い
  • 給料天引きはできないけど、口座から自動引き落としは可能
  • 金融庁が厳選した銘柄しかないので安心
  • 長期で見ると、利回りは4%くらいが標準
  • 目的以外でも引き出せる

 

 

というメリットがあるからです。

 

 

「そんなにメリットがあるなんて信じられない!あやしいに決まってる!」

という人は、金融庁のHPも見てみてください。

 

 

ちなみに、ぼくももちろんやっています。

 

 

具体的にはこんな感じ。

 

 

  • 楽天証券で
  • e-MAXIS Slim先進国株式インデックスという銘柄を
  • 月3.3万円でつみたて

 

 

考え方を、サラッと紹介しておきますね。 

 

 

証券会社は、ネット証券一択

 

今なら手軽に始められるネット証券一択ですね。

 

 

間違っても証券会社の店舗に行かないように、、、

完全にカモにされますので、、、

 

 

ネット証券なら楽天証券か、SBI証券ですが、ぼくはポイントが貯まるので楽天証券にしていますよ。

 

  

楽天銀行と紐づけておけば、もちろん入金手数料が無料に。

ここは、楽天経済圏に乗っかるのがおトクかと。

 

 

一度仕組みさえつくってしまえば、見直し不要でポイントがザクザク貯まりますよ。

 

 

銘柄選び

  

オススメは、e-MAXIS Slimというシリーズ。

理由は、手数料がとにかく安いから。

 

 

「業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けるファンド」

 

というのがうたい文句。

 

 

信託報酬は0.1%くらいなのですが、ここまで安いのは珍しいです。

比べてみたければ、こちらのリンクから他と比較してみてください。

 

 

e-MAXIS Slimシリーズなら、基本どれでも良いのですが、日本に投資するもの以外を選びましょう。

 

 

日本経済はこれから成長する可能性が低いので、、、

アメリカとか新興国、またはオールカントリーならOKです。

 

 

つみたて金額

  

ここは単純で、つみたてNISAは1年で40万までが非課税なので、月々に割り戻りして3.3万円を毎月つみたてています。

 

 

ちなみに、つみたてNISA、NISA、iDecoの違いをよく聞かれるので補足です。

 

 

  • つみたてNISA:年間40万、20年非課税。
  • NISA:年間120万、5年非課税。
  • iDeco:60歳まで引き出せない。年金みたいなイメージ。

 

 

なお、つみたてNISAとNISAは併用できません。

自動引き落としで財形貯蓄みたいにコツコツ貯めたいなら、つみたてNISAのほうが良いかと。

 

 

以上、財形貯蓄につかっていたお金の、最適な行き先の説明でした。

 

 

いちおう、つみたてNISAと財形貯蓄をくらべた結果をのせておきますね。

 

 

違い

 

 

まとめ:財形貯蓄だけを知っても意味がない

まとめ:財形貯蓄だけを知っても意味がない

 

この記事の内容をまとめます。

 

 

財形貯蓄の種類とメリットとは

  • 利息や配当が非課税
  • 天引きされる

財形貯蓄にメリットがない理由

  • 利回りが低すぎる
  • そもそも家を買う必要がない

財形貯蓄よりもおすすめの方法

→つみたてNISAでインデックス投資信託を運用

 

 

財形貯蓄がいかにオワコンか、わかって頂けたでしょうか。

でも、財形貯蓄だけわかっても意味がないんです。

 

 

大事なのは、本質的なお金の知識を身につけて、じぶんでベストの金融商品を選べるようになることだからです。

 

 

今のままでは、その場しのぎというわけですね。

 

 

じゃあ、どうすれば本質的なお金の知識が身に付くかというと、じぶんで資産運用をやってみるしかないです。

 

 

いくら自転車の乗り方を勉強しても、それだけで乗れるようにはなりませんよね。

 

 

大事なのは、実際にじぶんでやってみることです。

 

 

財形貯蓄にお金を入れているということは、いわば今この瞬間にも損をしているのと同じ。

 

 

ぼくはこの事実に気が付いた瞬間、すぐにお金の使い道を切り替えましたね。

忘れないうちに、今すぐササっと対応しておいた方が良いかと。

 

 

この記事で紹介したリンク先も貼っておきますので、活用してみてください。