「1度きりの家づくりで失敗したくない」
こんな風に考えてる人は多いですよね。
しかし!
そもそも家づくりで失敗しやすい人の特徴というのがあるのを知っていますか?
「家づくりで失敗ってハウスメーカーが悪いってことでしょ?」
そう思ったあなた。
もう失敗しやすい特徴に当てはまってます。
大金使って家づくり失敗したら、家族からの面目丸つぶれですよ。
こんな感じの厳しい意見もあるかもしれませんが、素直に聞ける人だけ読んでください。
この記事を読めば、
- 家づくりで失敗しやすい人の特徴がわかる
- 失敗しやすい人の思考がわかる
- 家づくりを成功させることができ、理想のマイホームをゲットできる
こんなことが実現できます。
✓わたしの経歴
ここで少しわたしの経歴について紹介させてください。
・新卒で不動産ディベロッパーに勤務
・建築業界歴12年以上
・50件以上、数十億円の工事を発注した実績あり
・一級建築士
こんな感じで、建物をつくることについてはプロです。
しかもあなたと同じ、発注側としての立場での経験です。
こんなわたしが解説していきます。
家づくりで失敗する人の特徴7選
特徴は7つあります。
✓自分の役割をわかってない
✓人の動かしかたがヘタ
✓数字によわい
✓みえっぱり
✓決められない
✓想像力がない
✓人のアドバイスを素直に聞けない
1つずつ解説していきます。
✓自分の役割をわかってない
一番多いのがこのパターンです。
家づくりには設計士や工事をする業者さん、不動産屋、銀行などたくさんの人がかかわってきます。
あなたの役割はこれらの人たちをまとめて進めていくという、プロジェクトマネージャーなんです。
- 設計士は図面を描くのが仕事
- 工事業者は工事をするのが仕事
- 不動産屋は土地の売買をするのが仕事
それぞれの役割と自分の役割をわかってないと、いろんな人にいろんなことをお願いしたあげく、プロジェクトがむちゃくちゃになってしまいます。
恥ずかしながら、
「ハウスメーカーにお任せしとけば自動的に家ができあがるでしょ」
「お金払ってるんだから、メーカー側であとは全部やってよ」
と以前のわたしは思ってました。
だけど、経験をつんでいくうちにわかってきました。
家づくりは自分でお金を払って、自分が中心となって進めていくプロジェクトなんです。
たとえば、ほかの仕事でいうと、あなたの役割はこんな感じです。
・英会話スクールに通う生徒
・コンサルティングを受ける経営者
・パーソナルトレーナーに指導してもらうジム会員
・医者に診断を受ける患者
英会話スクールにお金を払うだけで英語ができるようにはならないですよね?
あなた自身のコミットも必要なんです。
ここをはき違えると、
「この発注者はポンコツだ」
とみんなから思われてしまい、家づくり失敗コースまっしぐらですよ。
✓人の動かしかたがヘタ
先ほどあなたの役割はプロジェクトマネージャーだといいました。
プロジェクトマネージャーに必要なのは、目標にむけて人をうまく動かす力です。
この力がないと、あなたのもとで働く人たちの力をフルで出してもらえず、家づくりは失敗してしまいます。
わたしも以前は、これができませんでした。
具体的には、
「ここの広さはこれくらいにして、こっちの壁の位置はここにして、ここはドアをつけて・・・・」
みたいな感じで、自分の希望をそのまま設計士に伝えていました。
こうなってしまうと、設計士は発注者のわたしが言ったことに従わざるを得ません。
本当はもっといいアイデアを考えてくれるかもしれないのに、素人の意見で設計するしかないのです。
なぜなら、設計士は発注者の要望をかたちにするのが仕事だから。
じゃあ、どうやって要望を伝えればいいかって?
簡単です。
「ひろびろしてリラックスできる家にしたい」
というコンセプトや目標を伝えればいいんです。
これを伝えれば、設計士がたくさんアイデアを出してくれて、最大限の力でコミットしてくれます。
こういう人の動かし方ができないと、家づくりは失敗します。
✓数字によわい
あなたは家づくりの予算をどうやって考えてますか?
まさか家計の計算をせずに、
「だいたいみんなこれくらいで買ってるから、こんなもんかな」
と決めてませんよね?
自分の収入と将来の支出をかんがえれば、だいたい計算できます。
なのに、あえて計算しないのは数字によわいからとしか考えられません。
こんなどんぶり勘定だと家計崩壊するので絶対NGです。
こんな決め方で家を買うと、
- 老後にお金が足りなくなる
- こどもの養育費が足りなくなる
- 生活が苦しくなる
なんてことになりますよ。
夢のマイホームが生活を苦しくするなんて最悪です。
わたしはライフプランをつくって、65歳までの収支を計算してます。
必ず、自分たちで家づくりの予算は計算しましょう。
✓みえっぱり
みえっぱりだと、
- 予算オーバーでもお金が足りないといいたくない
- 外観のデザインにやたらとお金をかけたい
ということになりがちです。
お金が足りないと言わないとどうなるか。
これは数字に弱いの項目と同じですよね。
では外観のデザインにやたらとこだわるとどうなるか。
- 代わりに家の中のグレードがさがってしまう
- 生活しにくい家になってしまう
なんてことが起きるでしょう。
まあそれでもいいのであれば何も言いませんが、家の外観デザインというのは、案外誰も見てないものです。
それよりも家の中の広さとか、設備のグレードとかのほうが生活に直結します。
個人的には、高い材料を使わなくてもけっこう色とか種類は豊富にあるので、それで全然OKです。
✓決められない
プロジェクトマネージャーは決めるのが役割と言ってもいいでしょう。
それが決められないとなると、設計士は仕事が進まないし、工事業者さんは材料が発注できないしで、プロジェクト全体が止まってしまいます。
わたしの後輩でも決められないタイプの人がいました。
結局プロジェクトのスケジュールがぎりぎりになってしまい、最終的には突貫工事で終わらせてました。。。
これじゃあ品質が期待できないですよね。
「それでも迷ってしまうんだからしょうがないじゃないか!」
という人もいるかもしれません。
まあ、それでもいいですけど、わたしが仕事でよく付き合いのある業者さんいわく、
「いちばん一緒にやりにくいのは、決められないお客さんだ」って言ってましたよ。
繰り返します。プロジェクトマネージャーは決めるのが役割です。
✓想像力がない
想像力がないと、
「本当はもっとこうしたかったのに・・・」
ということに気が付きません。
わたしは割とイメージが出来るほうだと思ってたのですが、いざやってみると案外大きさや広さが違ったりすることがありました。
思ったよりも通路の広さがせまくなってしまい、泣く泣く設置した家具を撤去したこともありました。
ここはイメージできる人と、できない人でかなり分かれるところかもしれません。
イメージできない人は、実際にその高さや広さを体感してみることです。
モデルルームでもいいですし、今の自宅でもいいです。
大きさを実際に体感してこそ、リアルなイメージが湧いてきます。
✓人のアドバイスを素直に聞けない
自分だけでは気がつかないことがあるので、家はいろんな人に意見を聞いたほうがいいです。
で、このアドバイスいいな!と思ったら素直に採用すればいいんですが、
プライドが高く、素直になれない人は中々いい家づくりができなかったりします。
私も以前はプライドが高く、人のアドバイスに対して言い返したりばっかりしてました。
例えば、
「ここの通路狭くない?」
というアドバイスをもらったときに、
「ここは必要最低限な幅はあるので大丈夫です。」
と言ったにもかかわらず、やっぱり実際に出来てみると幅が狭くなってしまい、完成したあとにもちょこちょこ是正したりしてました、、、
今思うと恥ずかしい限り、、、
このように、人のアドバイスが真摯に聞けることは、よい家づくりに必須の項目です。
まとめ
家づくりで失敗する人の特徴を解説してきました。
内容をまとめます。
✓自分の役割をわかってない→プロジェクトマネージャーです
✓人の動かしかたがヘタ→伝えかたを工夫しよう
✓数字によわい→予算を計算しよう
✓みえっぱり→ムダです
✓決められない→業者さんから嫌われます
✓想像力がない→体感しよう
✓人のアドバイスを素直に聞けない→真摯に受け止めよう
これってかなり、仕事できない人の特徴にも当てはまると思いませんか?
逆に、家づくりがうまい人ってたぶん仕事もできますね。
この内容を意識して、家づくりも仕事も成功させましょう!
✓失敗しないために、専門家への相談について詳しく知りたい人向け