「新築 VS 中古物件のリノベーションで比較をしたい」
「自分はどっちのタイプが向いているのかを知りたい」
こんな悩みに答えていきます。
新居を買おうと思ったら、まずこの悩みからスタートですよね。
ここで間違えてしまうと、後戻りができなくなりますよ~。
そこでこの記事では初心者でもわかりやすいように、
- 新築とリノベーションの比較
- 結局あなたはどっちが向いているのか
について解説していきます。
これを読めば、理想のマイホームをゲットできますよ~。
✓わたしの経歴
ここで少しわたしの経歴についても紹介させてください。
- 職業は不動産ディベロッパー
- 50件以上、計100億円以上の案件を担当
- 建築業界歴12年以上
- 一級建築士
こんな感じの経験を積んできたわたしが解説していきます。
【比較】新築vsリノベーション
ずばり、こちらが比較表です。
では1つずつ解説していきます。
新築vsリノベーション:【間取り】
まずはマイホームの命である間取りについてです。
新築は完全に自由ですが、リノベーションは少し制約がありますね。
なぜなら構造や水回りの設備などについては、配置できる場所が決まってしまっているからです。
たとえば、
✓この柱の位置を動かすと構造がNGになってしまう
✓トイレの位置を動かすと配管を伸ばさないといけないんだけど、そんなスペースがとれない
こんな感じの制約があったりします。
というわけで、新築は完全に自由、リノベーションは少し制約がある、ということになります。
新築vsリノベーション:【費用】
続いて気になる費用についてです。
新築のほうが高くて、リノベーションのほうがわりと安いってのが相場ですね。
新築の場合は、建物の基礎や設備をすべてあたらしくつくることになります。
一方でリノベーションの場合は、基礎はあるものを使ったり、設備も使えるものは使ったりすることで、工事のボリュームを減らすことができるからです。
わたしの経験でも、リノベーションのほうが3割~6割くらいは安かったりしますね。(内容によりますが)
というわけで、費用については新築のほうが高くて、リノベーションのほうがわりと安いって感じです。
新築vsリノベーション:【構造や設備への不安】
さいごに構造や設備への不安についてです。
✓新築の場合は、すべて新しくつくるので不安なしでOK
✓リノベーションの場合は、事前の確認が必要
リノベーションの場合に確認すべきなのはこんな感じです。
- 構造だと1981年に耐震の基準が新しくなっているので、それ以降に建てられたものかどうか
- 設備だと配管や設備がこれからもちゃんと動くかどうか
最近だと“ホームインスペクション“っていうサービスがあって、プロが調査してくれたりします。
(さくら事務所HP)
サイトを見てみるとだいたい6万円くらいが調査の費用みたいですね。
自分でチェックしてもいいんですが、もしわたしなら念のためプロにお願いするかな~。
実際にわたしが担当した案件でも、
「せのしゅんさん!ここにあるはずの柱がありません!」
みたいなことがありましたし、、、
こんな感じで、リノベーションの場合は事前にやっておくべき確認があるのを忘れないようにってところですね。
新築vsリノベーション|結局あなたはどちらが向いているのか
違いがわかったところで、結局どっちが向いているかがポイントですよね。
結論は“実現したいこだわりの間取りがあるかどうか“で決めればOKです。
✓どうしてもこだわりたい間取りがあれば新築
✓そこまでこだわりの間取りがなければリノベーション
これでいいですね。
この理由を3つ解説していきます。
こだわりの間取りはリノベーションでは実現できないから
たとえば、
- 音楽が存分にできる部屋がほしい
- ばりばり在宅ワークできる家にしたい
- 料理教室が開けるようなキッチンがほしい
こんなこだわりは、リノベーションではさすがに実現がむずかしいですよね。
なのでこんな感じのこだわりの間取りがあるなら、迷わず“新築”を選ぶべきです。
安い新築もあれば高いリノベーションもあるから
たとえば、
「安いからリノベーションで!」
みたいに、値段だけで決めるのはおすすめしません。
なぜなら安い新築もあれば、高いリノベーションもあるからです。
最近だとローコストに特化したハウスメーカーも出てきているみたいですし、
逆に雑誌にのってるようなリノベーションをしようとすると、
もしかすると新築よりもお金はかかりますよね。
こういうわけで、費用だけで決めるのはやめておきましょう。
構造や設備への不安は調査すればOKだから
たとえば、
「構造や設備への不安があるから新築にしよう」
という選び方もおすすめしません。
なぜなら、調査さえすればこんな不安は解消できるからですね。
実際にわたしが担当した案件でも、構造や設備が問題ないかって調査はかならずやってますね。
でも、調査にお金がかかるじゃないかという人もいるかもです。
正直、調査に必要な6万円なんて、新築とリノベーションの工事費の違いに比べると1/100くらいですよ。
この費用をケチってしまって、100倍のお金をかけて新築を買うって選び方はやめておいたほうがいいかと。
というわけで、構造や設備への不安は調査すればOKってわけですね。
まとめ:リノベを選ぶべき人はもっと多いはず
結論は案外シンプルでしたね。
新築vsリノベーションは、“実現したいこだわりの間取りがあるかどうか“で決めればOKです。
こう考えると、けっこうリノベーションを選ぶべきかなって人は案外多いと思うんですよね。
日本ってわりと新築志向がつよいんですけど、実は海外だとリノベーションのほうが多いんだとか。
もちろん新築もOKなんですけど、最近だと日本でもリノベーションが流行ってるし、良いリノベーション会社もたくさん出てきています。
ただし1点だけ注意点です。
リノベーションの場合は物件が命なので、動き出すなら今すぐにやったほうがいいですね。
「あ~あの物件が売れてしまった~」
なんてのはめっちゃ良くある話なので。
ではでは、良い新居探しを応援しています~。
✓リノベーションにも興味があるあなたへ