こんにちは。せのしゅん(@senosyun_archi)です。
2022年9月時点、米国債の金利がかなり高いです。
国債金利が上がるということは、
国債自体の値段は下がっているし、金利は良いということ。
米国債買い時なのか?
と思ったので、自分なりに考えてみました。
米国債はズバリ買い時
長期で国債にお金を入れ続けるつもりはないので、
短期の国債価格をチェックしました。
10年以上ぶりの安値でした。
短期金利が急騰しているので、
当然に国債価格は暴落していますね。
というワケで、米国債は買い時に見えます。
売り出し中の米国債をチェックしてみた
私が使っている楽天証券で、
米国債で今売り出し中の商品を見てみるとこんな感じ。
米国債には2種類ありました。
・ストリップス
・トレジャリーノート
違いはクーポンが0%か否かですね。
クーポン0%のストリップスは、
ゼロクーポン債とも呼びます。
なおクーポンとは、株でいう配当のようなもの。
今回の例だと年2回配当がもらえる、という商品です。
ゼロクーポン債は、クーポンがない代わりに、
償還したときの額面との差額が大きいです。
で、ストリップスとトレジャリーノートどっちがいいのか
まず重要なポイントとして、
トレジャリーノートとストリップスの、どちらがよいか。
そもそもどういう商品なのか調べてみました。
トレジャリーノートはクーポンがもらえます。
が、再投資しない限り、元本に組み入れられません。
つまり「単利」です。
トレジャリーノートの参考利回りは、
クーポン+額面と買付価格の差を残存期間で割った分、
で成り立っていることになります。
書いてみたけど、
ちょっとわかりにくいですね。
一方、ゼロクーポン債(=ストリップス)は複利。
参考利回りの計算方法としては、
額面と買付価格の差を複利で増やした場合の数字ということ。
う~ん。これもわかりにくい。
私も概念としては理解していたのですが、
結局どっちが良いかは試しに計算しないとわかりません。
ということで、下記2つの想定商品で比べてみます。
(上記の考え方で利回りとかは算出しています)
A:トレジャリーノートのイメージ
- 額面100円
- 利率1%
- 買付価格90円
- 残存期間3年
- 参考利回り4.3%
⇒償還時点まで保有すると、利益は13円
(1円×3年+(100円-90円))
B:ストリップスのイメージ
- 額面100円
- 利率0%
- 買付価格88円
- 残存期間3年
- 参考利回り4.3%
⇒償還時点まで保有すると、利益は12円
(100円-88円)
こう比べると単純で、
参考利回りが同じであれば、
トレジャリーノートの方が良い!
ということですね。
債券ムズカシイな・・・
ここまでくれば解けたも同然で、
トレジャリーノートで、より参考利回りが高い、
「米国 トレジャリーノート(米国国債)2025年8月償還(AA+/Aaa)」
が期間も3年弱と短いし、最優秀商品と判断しました。
国債は買った時点で利回りが確定します。
選ぶときは合理的に選択する必要がありますね。
米国債は買い時かもしれないけど、株の方がリターンは大きい
と、ここまで考えてみて、
ふと気が付きました。
金利が上がるときには、債券も株も下がる。
金利が下がるときには、債券も株も上がる。
じゃあ、債券ってそもそもリスクヘッジとして買う意味なくない?
結局、債券価格はかなり安いものの、
リターンを考えると株の方が良くない?ということ。
なお米国株のリターンはひかえめに言って、
5%くらいで想定しています。
仮に、株が上がらない期間がしばらく続くなら、
今回の債券を買ってもいいと思います。
私は、あと1年も経てば株価は上昇し始めると考えています。
それなら結局は株に投資した方がいいか、
という結論になりました。笑
どういう条件で米国債を買うべきか
いろいろ考えた結果、
私が考える、債券を買うべきシチュエーションをまとめておきます。
- 金利が上がって、債券価格が下がっている
- 債券の残存期間 < 株価が上昇トレンドに入ると想定する期間
以上の2点が成立すれば、
債券は真に買い時だと考えます。
特に2点目の、
「債券の残存期間 < 株価が上昇トレンドに入ると想定する期間」
という条件からして、
債券は短期のものほど投資妙味があると考えます。
あ、もちろん株を買うのは怖いけどお金増やしたい人にとっては、
米国債は間違いなくお金が増える安心感はありますよね。
ただし、私は株もガンガン買っているので、
その上で債券を買うとしたらどういう場合か、
という前提で考えてみた次第です。
ふー、結論が出て頭がスッキリしたので、ここで終わります。
では。おしまい。