こんにちは。せのしゅん(@senosyun_archi)です。
防衛費増額に伴う増税が話題になっています。
この記事では、
「そもそも防衛費増額が必要なのか」
「増税は妥当なのか」ということを、
私なりに考えてみた結果を書いていきます。
防衛費増額での増税に賛成します|自分なりに選択肢を考えてみた
防衛費増額について考えるにあたり、
いくつか論点がありますので、
下記の3つに分解して考えていきます。
- 世界情勢
- 国防の手法
- 財源調達の手法
防衛費増額に関する「世界情勢」
日本の国防を考える上で念頭に置くべき他国は、
地理的な面から「中国」「北朝鮮」です。
ただし、「北朝鮮」は大した軍事力がないので、
気を付けるべきはやはり「中国」。
中国については、台湾近辺での軍事活動が常態化しており、
いつ台湾有事が起きてもおかしくありません。
実際に中国と日本の国防費比べて見ると、
日本の6倍もの国防費を使っています。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022092500234&g=int
またアメリカと違って、
中国は東アジアに重点的に軍事力を配備していることから、
アジアにおいては中国が圧倒的な強さとなると想定しています。
この数の差は圧倒的ですよね・・・
このため、軍拡を目指す中国に対して、
国防のために何かしらの措置が必要であることは明白です。
防衛費増額に関する「国防の手法」
国防のためにどのような手段が選択肢となるのかを、
下の表で洗い出して整理してみました。
ポイントは下記です。
- 日本は専守防衛のため、敵国よりも高い防御力を持つしかない
- 自国の兵隊や武器の数を増やしても、中国とは圧倒的な数の差があるため効果的ではない
- これまで以上に他国(アメリカ)に守ってもらうには、お金、国土、国民、政治を切り売りするしかない(けど、したくない)
- 残るのは効果的な武器能力の向上のみで、これには金がかかる
以上から、防衛費の増額はやむを得ない選択だと考えます。
なお、一般的に攻撃兵器よりも防御兵器のほうが、
条件が多いため高価だと考えられます。
(迎撃ミサイルなどは追尾能力などがあるため、単純に爆弾を落とすのとはワケが違う)
そのため、今回の敵基地反撃能力(実質の攻撃力)の強化は、
防衛費増額を抑制するためにも適切な案だと思います。
(防御一辺倒だと、さらに増額が必要となると思います)
防衛費増額に関する「財源調達の手法」
では、防衛費増額をするとして、
財源として「税金」か「国債」か、
という論点があります。
政府の判断としては「税金(=増税)」ということ。
私も「税金」が妥当な判断だと考えます。
国債は政府の借金です。
あくまで一時的な措置として使うのであれば国債でも良いです。
しかし「国防」という国の最重要事項に対して、
一時的な措置として切り抜けるのは適切ではないと考えます。
(「税金」にすれば、半永久的に防衛費を捻出できる)
国防を考えるのであれば、
一時的な基地建設費などを除き、
基本的に全額「税金」として考えるべきかと。
もちろん、一国民としては、
「生活に必要なお金がさらに減ってしまう・・・」
という気持ちもあります。
私の意見としては、
日本に徴兵制は導入されていないのですから、
「安全」のために「税金」を払うくらいは、
国民の義務として果たすべきかと考えます。
この記事は以上です。
では。おしまい。