PancakeSwapを使いたいのですが、Venus Protocol(ヴィーナスプロトコル)というのが便利だと聞きました。どんなサービスなのか、使いかたも含めて教えてください。
こんな疑問に答えます。
こんにちは。せのしゅん(@senosyun_archi)です。
2020年から仮想通貨への投資を始めており、最近はVenus Protocolを使ってPancakeSwapのパンケーキで稼いでいます。
こんなぼくが解説をしていきます。
ではサクッと見ていきましょう。
Venus Protocolの使いかたを解説|PancakeSwapとセットで使おう
Venus Protocolとは、すべてプログラムで動くBSC上の銀行みたいなサービスのこと。
お金を預ければ金利がもらえるし、BTCを担保に別の通貨を借りることもできます
いろいろ使いかたはあるのですが、この記事では主に、PancakeSwapを使うためにVenus Protocolを活用する方法を紹介していきます。
いやいや、、、、わからない単語が出てき過ぎなのですが、、、
という人は、先に下記の記事から読んでみてください。
STEP0:メタマスクにBTCとBNBを入れておく
まずは準備段階として、メタマスクにBTCとBNBを入れておきましょう。
BNBはBSCを使うときのガス代なので3000円もあれば十分です。
まだ準備できていません、、、
という人は、下記の記事から準備をしておきましょう。
STEP1:Venus Protocolとメタマスクを接続する
まずはVenus Protocolとメタマスクを接続します。
Venus Protocolは下記が公式リンクなので、こちらからアクセスすると安心です。
Venus Protocolに移動すると下記のような画面になりますので、「Launch App」をクリック。
続いてメタマスクのパスワードを入力します。
パスワードを入力すると、下記のような画面になります。
STEP1はここで完了です。
STEP2:Venus ProtocolにBTCを預け、金利を得る
続いてSTEP2として、Venus ProtocolにBTCを預けてみましょう。
操作はかなりシンプルでして、「Supply」から「BTCB(BSC上でのBTCのこと)」を選択し、「Collateral」でBTCBの預け入れを有効にします。
するとトランザクション(承認行為)を通すために、ガス代が必要な画面に移ります。
ここでBNBが必要になるわけですね
10円とか20円くらいなので、気にせず「確認」をクリック。
すると下記の赤枠の部分にいろいろ数字が出てきます。
BTCBはこれで年利2~4%くらいの利回りをゲットできます。
なお、BTCBがそのまま全て増えるわけではなく、「XVS」という独自トークンで利回りの一部はもらえることになります。
この受け取り方は後述します。
これでひとまず、Venus ProtocolにBTCを預け、金利を得るところまでは完了です。
STEP3:BTCを担保にBUSDとVAIを同額借りる
続いて、BTCを担保にしてBUSDとVAIを同額借りていきます。
理由は後述するので、まずは方法を見ていきましょう。
まずは「Borrow Market」からBUSDを選択し、Enableにします。
次に下記の画面で借りたい数量を入力します。
BTCの価格の60%まで借り入れることができますが、BTCの価値が下がると強制的にカットされてしまうので、借入率は50%くらいにしておくのが良いかと。
つまりBUSDは15%の15万円分借りればOKです。
今回の場合だと利息が4.19%なので、この分も合わせて将来的に返済する必要がありますね
なお借入をすることで1.65%分のXVSというトークンがもらえます。
実質的には「4.19-1.65=2.54%」が払う必要のある利息ですね。
数字を入力して「Borrow」したら、BUSDがあなたのメタマスクに入金されます。
続いて、VAIを借りていきましょう
やることは同じなのですが、画面がちょっと違います。
「Mint/Repay VAI」というところからBUSDと同じ額を借りましょう。
BUSDとVAIを借りると、オレンジの「Borrow Limit」がだいたい50%くらいになっているはず
これでBTCを担保にした借入は完了です。
補足|BTCを担保にBUSDとVAIを同額借りることのメリット
なぜ「BTCを担保にBUSDとVAIを同額借りる」なんてことをするかと言うと、下記のメリットがあるからです。
- PancakeSwapで稼ぐのに最適なペアだから
- 利回りの方が利息よりも大きいから
- BTCを交換する必要がないから
メリット1:PancakeSwapで稼ぐのに最適なペアだから
PancakeSwapでは、Swapというサービスで稼ぐことができます。
稼ぎ方のイメージは下記のとおり。
この際に、価格変動が大きなペアだと「インパーマネントロス」という損失が発生してしまいます。
ただし、ステーブルコイン同士だとインパーマネントロスはほぼゼロです
つまり、PancakeSwapで安定的に稼ぐには、「ステーブルコイン同士のペア」かつ「利回りが高い組み合わせ」が有効です。
この点で、BUSDとVAIが最適の通貨ペアだと言えるわけです。
メリット2:利回りの方が利息よりも大きいから
「借金=悪」だと思っている人もいるかもですが、借金も使いかたによります。
上記の式が成り立てば、お金を借りるほど稼げるわけですね
実際の数字を見てみると下記のとおり。(時期によって変動します)
お金を借りるほど稼げる式が成り立っていますね
正確には、報酬としてもらえる「cake」の価値が大幅に値下がりすると見直しが必要になりますが、今のところは問題なさそう。
こういうわけで、利回りと利息の関係からもお金を借りる価値があるということですね。
メリット3:BTCを交換する必要がないから
この方法であればBTCは担保として預けるだけで、特に他の通貨に交換したりする必要はありません。
ぼくは基本的にアルトコインを信用しておらずBTCしか買わない主義。
なので、BTCを他の通貨に交換しなくても稼げるのは大きなメリットです。
BTCは残しながらも、別の通貨で稼げるのはかなり良いですよね
以上3つのメリットがあるので、BTCを担保にBUSDとVAIを同額借りるのが、STEP3の手順となります。
STEP4:Venus ProtocolからXVSをもらう
STEP3で主な目的は完了しているのですが、仕上げをしておきましょう。
BTCを担保に借入をしたら、XVSというトークンがもらえます。
これをゲットして、かつ運用もしておきましょう。
まずは「Vote」というページにアクセスし、「Collect」をクリック。
トランザクションが通れば、XVSがゲットできます。
続いて、BTCでやったのと同じように「Supply」からXVSを有効にすればOK。
この場合13%くらいの利回りで運用できちゃいます
もちろんアルトコインにはリスクがありますが、タダでもらったようなものなので、積極的に運用していけば良いのではないかと。
これで一連の操作が完了です。
お疲れさまでした。
補足:Venus Protocolで儲けたコインの税金の扱いは要注意
Venus Protocolでコインが増えると、現金に変えなくても税金がかかります。
たとえば1BTCを預けていて、0.05BTCをもらったとすると、0.05BTCの時価で課税されます
これを繰り返したり、コインを借りたりしていると、計算はかなりややこしい、、、
仮想通貨は特殊な計算が必要なので、とりあえずユーザー数NO.1のクリプタクトを入れておくのもアリかと。
カンタンな取引しかしていないのであれば不要ですが、繰り返しお金を出し入れしたりすると、税金計算の仕組みを導入するのは必須。
ぼくも今後導入を予定していますよ
リンクを置いておくので、気になる人は見てみてください。
まとめ:Venus ProtocolはBSCの革命的なサービス
この記事では、Venus Protocolの操作方法について解説してきました。
STEP3でも書きましたが、BTCを預けてステーブルコインを借りられるのってかなり便利です。
ここまで完了すればあともう一歩でパンケーキが焼けますので、下記の記事も見ながら進めてみてください。
では。
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