こんにちは。せのしゅんです。
社畜からの解放を目指す不動産ディベロッパーです。
最近、「静かな退職」が話題になっています。
「静かな退職」の意味と、ぼくの意見を書いていきます。
「静かな退職」とは
「静かな退職」とは、仕事への意欲を持とうとせず、
必要以上の仕事はしない働き手のこと。
特に35歳以下の層で、このような状況が多いとのこと。
私も33歳なので、ここに該当します。
父親世代に言うと、
「仕事はしっかりやりなさい!」
と言われそう。
でも私は、「静かな退職」はどんどん広がるし、
避けられない流れだと考えます。
「静かな退職」は多様な働き方の1つ
私は「静かな退職」に賛成です。
多様な働き方が受け入れられるべきです。
誰でも、ゆっくり働きたいときもあれば、
ガツガツ仕事ができるようになりたい時期もあります。
ぼくも、入社当時は自分の力を試したくで、ガツガツ働きました。
が、現在はある程度、じぶんの立ち位置もわかってきて、しばらくゆっくり働きたいと考えています。
「静かな退職」を選択することで、激務から解放されてゆっくり人生について考えることが出来る人もいるでしょう。
リモートワーク、時短勤務とかと同じように、多様な働き方の1つと捉えられるべきです。
「静かな退職」で変わるべきは会社
とは言え、会社に雇われているんだから、
一生懸命に働くのは当たり前だ!という人もいるかもしれません。
では「静かな退職」に対して、変わるべきは個人でしょうか、会社でしょうか。
私は会社が変わるべきだと考えます。
「静かな退職」に合わせて会社が変わるべき理由
静かな退職は、一部の人のものではなく世代としての価値観なので、会社側がこの多様性を受け入れる必要がある、というのが私の考え。
三菱総研が出している20代の価値観のデータを見ると、
積極派が減り、無気力・あきらめ派が急増しています。
また働き方の観点では、ホドホド派が増えています。
最近の若い世代では、
「家庭生活を犠牲にしても頑張る!」
「高い年収を目指す!」
という意識が乏しい傾向があります。
以上のとおり、世代として「会社に尽くします!」系の人は減っており、これは恐らく今後も変わらない流れかと。
そうすると、「静かな退職」を求める若者が増え、会社の生産性が落ちる。
または無理やり働かせることで離職者が増える、ということで会社にとっては苦しい状況は避けられません。
以上から、今後は会社が変わらざるを得ない、というのが、順当な考えかと。
「静かな退職」を踏まえて、会社はどう変わるべきか
会社は、成果報酬をしっかりと普及させれば、問題を解決できます。
成果報酬を普及させれば、
働いた人の年収が増え、働かない人の年収が減る、
これで解決です。
いくらエリートサラリーマンでも、
多少のちがいはあったとしても基本は時給で稼いでいるだけ。
私の場合、同期との年収の違いは、残業代の違い、ボーナスで数万円評価が違うくらいの差です。
成果報酬が浸透しているとは言えません。
当然、時給制であれば、ラクをして稼いだ方が合理的ですから、
静かな退職が流行るのは必然。
アルバイトが仕事をサボりがちなのと同じで、
ここに問題の本質があります。
「静かな退職」ブームを踏まえて、個人は変わらなく良いのか
静かな退職は、時給制のサラリーマンにとって、当面は合理的な選択です。
ただし、ずっと静かな退職をし続けられるほど甘くないと思います。
先ほど述べたように、いずれ成果報酬の時代が来たり、左遷や転籍で給料が減ることが想定されます。
個人はその時代に備えて、やっぱり仕事を頑張るのか、何か別のことを自分で始めてスキルを貯めていくのかを選択する必要があると思います。
静かな退職に関するまとめ
総じて、ぼくは静かな退職について賛成。
多様な働き方が受け入れられるべきです。
そして、多様な働き方を受け入れるという観点で、
会社は成果報酬型に変わっていく必要があります。
(どこでも言われていますが、「静かな退職」という観点で)
一方で個人は、しばらくは静かな退職が合理的な選択であるものの、
将来ずっと問題ないとは言い切れません。
静かな退職をするのであれば、何かじぶんで稼げるように、将来に向けて取り組む必要がありそうです。
以上、「静かな退職」に対するぼくの見解でした。
おしまい。