こんにちは。せのしゅん(@senosyun_archi )です。
不動産ディベロッパーで働きつつ、
個人投資家としてセミリタイアを目指しています。
最近、住宅価格が高騰していますね。
友人から「家はいつ買うべきか」という質問を受けたので、
自分なりに考えてみました。
結論としては、2023年9月ごろが、
絶好の買い時になると思います。
住宅価格はこれから下がると予想する理由
まず、なぜ住宅価格が下がるかというと、
世界経済をリードするアメリカの住宅価格が、
ピークアウトしそうだから。
アメリカの住宅価格指数の推移がこちら。
2022年6月を目途にピークアウトしていますね。
これはすべての調達コストに関連する、
原油の価格が2022年6月を境に、
ざっくり値下がりしたことが影響しています。
ただし、不動産は原油ほどの流動性がないため、
本格的には時期ズレで反映されていきます。
また、アメリカではインフレ率が高騰していましたが、
ようやくこちらもピークアウトしつつあります。
これに伴い、FRB(アメリカの中央銀行)の利上げもピークアウトすることが想定されます。
よって、本格的な住宅価格の値下がりはこれからだと予想します。
一方、日本の住宅価格指数はこちら。
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/content/001519381.pdf
マンションがとんでもないことになっています・・・
前提として、金融商品の1つである不動産の価格は、
経済大国アメリカの影響にほとんど支配されています。
実際に、上図では2008年ごろは少し値下がりをしています。
これはもちろんリーマンショックの影響。
当面はアメリカの経済状況で、
日本の不動産価格が左右される、
と考えて問題ないでしょう。
ちなみに、「当面は」と書いたのは、
長期的には少子高齢化などで日本の不動産需要が減退することから、
アメリカ経済とは違った動きをする可能性があるためです。
まとめると、
2022年11月現在の日本の不動産価格は天井に近いくらい高く、
これから訪れるであろう米国の不動産価格下落に伴い、
大きく値を下げることになると考えます。
住宅はいつ買うべきなのか
ここまでで、当面は住宅が値下がりする可能性が高いことを書いてきました。
では、いつになったら買い時なのでしょう。
現在の世界経済は、
インフレ抑制に取り組むFRBの利上げによって、
大きく左右されています。
その利上げが終了するのが、現在の市場参加者の予想だと、
「2023年3月」と見られています。
先ほど述べた通り、
不動産価格は市況にやや遅れて反映されます。
概ね半年程度遅れることを想定した結果、
「2023年9月」ごろが買い場では、という結論です。
以上が不動産ディベロッパー兼個人投資家としての私の意見でした。
参考になれば幸いです。
では。おしまい。
※この記事の内容は執筆者の考えであり、投資を推奨するものではありません。最終的にはご自身でご判断ください。