「一級建築士って独学できるのかな」「独学する場合は、いつから勉強を始めたらいいんだろう」「独学を始める前にやっておくべきことがあれば知りたい」
こんな疑問に答えます。
結論、一級建築士の学科は独学できます。ただし、製図の独学ほぼムリです。
わたしは一級建築士を総合資格で学び、一発ストレート合格しました。
この経験から、学科は独学できるけど、製図はほぼムリと断言します。
この記事では、
- 一級建築士の学科は独学ができる理由
- 独学する場合の勉強スケジュール
- 独学を始める前にやっておくべきこと
について解説していきます。
この記事を読めば、念願の一級建築士に向けてスタートを切れますよ。
✓わたしの経歴
ここで少しわたしの経歴についても紹介させてください。
✓実務経験2年で一級建築士に初受験一発ストレート合格(平成29年)
✓学科は108点。製図はほぼ模範解答とおり。
✓学科、製図ともに総合資格に通って、なんと約150万円の出費。
こんな感じで、コスパは最悪だったけど何とか一発合格した一級建築士のわたしが解説していきます。
※合格してこれをもらいました。
✓一級建築士のまとめ記事はこちら
一級建築士の独学はムリじゃない|ただし学科に限る
もう一度いいます。
一級建築士の学科は独学できます。ただし、製図の独学ほぼムリです。
それぞれ理由を解説していきます。
一級建築士の学科は独学ができる理由
理由は簡単で、学校に行く意味がないからです。
わたしが通っていた総合資格では、誰も授業を聞いて質問なんかしてませんでしたよ。
みんな授業をひたすら聞いて、あとは自分で勉強するみたい感じです。
ほとんど独学みたいなもんですよね。。。
マジでここへの課金はムダでしたね。。。
強いて言うなら、過去問もふまえた教材はやっぱり結構まとまってます。
でも大丈夫です。
結局は学科試験って過去問ベースが9割くらいなんですよ。
ぶっちゃけ過去問をガンガン解いていけば、それでも全然OKです。
なので、学科試験は資格学校に行かずに、過去問を解いていくだけで独学合格は可能です。
✓10万円くらいなら払ってもいいかなと思う人向け
お金がかからず、通学もいらない通信講座という方法もあります。
ぶっちゃけ、独学よりは確実、効率的に、かつ資格学校よりもおトクに勉強できるかと。
一級建築士の製図は独学がほぼムリな理由
なぜなら、製図はアドバイスを受けることと、情報収集が合格のポイントだからです。
この2つは独学で学ぶのめっちゃムズイですね。
✓製図のアドバイスがないと、図面をどう直すべきかがわからない
✓情報収集ができないと、どんな解き方があるのかわからない
こういうことが起きるので、独学はほぼムリと考えたほうがいいですね。
実際、学校に行っててもかなりの人が不合格なわけですから、独学で合格するなんていうのはバケモノですよ。
たしかに、ネットでは「製図を独学で合格しました!」という人もいるかもしれません。
けどこれは、本当にバケモノみたいなレベルの人だけです。
1回製図を受けてみるとわかりますが、この試験を独学で合格するなんて正直考えられません。
一発ストレート合格したわたしが言うくらいですから、説得力があるかと。
自分はバケモノのレベルではないと思うのなら、素直に製図の独学は諦めるべきです。(マジで)
一級建築士の独学|学科試験の勉強スケジュール
結論、試験の前年の10月からスタートしましょう。
え?早過ぎないかって?
いやいや別に普通のスケジュールですよ。
一級建築士は最低1000時間くらいの勉強しましょう、といわれています。
で、学科試験は7月の最終週ですから、10月から開始すればだいたい10か月くらいありますよね。
ということは、平日は2時間、土日は7時間を勉強すると、10か月で約960時間ってわけです。
もしかすると独学ならもっと時間がいるかもしれません。
わたしは学校に通ってましたが、それでも8~9月くらいには勉強を始めていたと思いますよ。
だけど4か月くらいで合格した人もいるみたいだけど、、、
と言う人もいるかもしれません。
たしかに、そうですね。
だけど、4か月だとしても毎日10時間くらい勉強していたのかもしれません。
正直、受かってる人はそれくらいの努力をしてると思います。
いずれにせよ、なるはやで始めたほうが合格には確実に近道です。
独学で合格したいのであれば、なおさらすぐに勉強を始めましょう!
一級建築士の学科独学を始める前にやること
独学をするのであれば、最低限2つ準備をしておきましょう。
- 教材を買う
- 勉強する時間と場所を決める
1つずつ解説していきます。
一級建築士の学科独学①:教材を買う
まずは教材を買いましょう。
とは言っても、何を買えばいいかわからない人も多いと思います。
であれば、まずは絶対に必要なこの2冊を買っておきましょう。
過去問は必須です。7年分は最低ラインです。
法令集がないと勉強になりません。インデックス付きが必須です。
なお法令集は最新版を必ず買いましょう。
ちょくちょく改正されているので、間違った法文を読んで不合格なんて悲しすぎますよ。。。
これ以外の本は、正直好みがあると思うので、本屋に行って中身のイメージをつかんでから買うのがいいですね。
一級建築士の学科独学②:勉強する時間と場所を決める
これは独学の人は特に大事です。
独学の場合はメリハリがつかないので、勉強がうまく進まないときが多いです。
こうならないように、勉強する時間と場所を決めておくことで、メリハリをつけましょう。
ちなみにこれは独学じゃなくても大事なことです。
わたしの場合は、平日は最寄り駅のカフェで7時から8時まで勉強。
土曜日は会社の会議室をこっそり使って13時から勉強ということをルーティンにしていました。
一度ルーティンにしてしまうと、勉強しないと不安になってしまうので、習慣化してしまえばOKです。
まとめ:一級建築士を独学するなら早目のスタートが必要
この記事の内容をまとめます。
一級建築士の独学はムリじゃない|ただし学科に限る
✓学科は独学ができる理由
⇒学校に行く意味がない
✓製図は独学がほぼムリな理由
⇒アドバイスと、情報収集が必須
一級建築士の独学|学科試験の勉強スケジュール
✓試験の前年の10月からスタート
一級建築士の学科独学を始める前にやること
✓教材を買う
✓勉強する時間と場所を決める
ここまで読んでいただきありがとうございます。
だけど、「一級建築士の独学は厳しいかなあ」と迷っていても、何も生みだされません。
お金が多少あるなら資格学校、全然ないなら独学って感じで決めちゃって、まずはスタートすることです。
次にやることは決まってますね。勉強を始めることです。
下記にリンクを用意しておいたので、学習をスタートしていきましょう!
✓10万円くらいなら払ってもいいかなと思う人向けのリンク
✓お金ないし、独学しようかなと思う人向けのリンク
過去問7年分です。最低ラインが7年です。
法令集です。最新版を買うこととインデックス付きがマストです。
✓一級建築士のまとめ記事はこちら