DeFiでスワップを使ってお金を増やしたいです。リスクとして「インパーマネントロス」というのがあると聞きましたが、一体どういう仕組みなのでしょうか、、、?
こんな疑問に答えます。
こんにちは。せのしゅん(@senosyun_archi)です
2020年から仮想通貨を始めておりまして、DeFiにも夢中です。
インパーマネントロスで12万円ほどを損失しましたので、じぶんへの戒めを含めて解説します。
出来るだけカンタンに解説するので、サクッと見ていきましょう。
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【DeFi】インパーマネントロスとは何か
インパーマネントロスとは、簡単に言うと「何もせずに仮想通貨をただ持っているほうが儲かってた、、、」という損失のこと。
【DeFi】インパーマネントロスが起きる仕組み
インパーマネントロスは、「価格変動」によって発生します。
イメージは下記のとおり。
価格の上がる通貨ほど、プール全体のバランスを保つために枚数が減るイメージです
スワップ用のプールには大原則があり、それが下記の2つ。
※コインの追加は無視した場合
- (通貨1の枚数)×(通貨2の枚数)=一定
- 預け入れした通貨の割合は一定
この仕組みに沿ってプール内の調整が起きると、インパーマネントロスが発生します。
【DeFi】インパーマネントロスが起きるとどうなるか
具体的なインパーマネントロスの動きは、下記のようになります。
- 預け入れのままの場合:1BTC×400BUSD+100BUSD=500BUSD
- 引き出しのままの場合:0.5BTC×400BUSD+200BUSD=400BUSD(▲100BUSD)
「100BUSD」がインパーマネントロスということになりますね
インパーマネントロスが発生すると、わざわざスワップなんかやらずに、ただコインを持っておけば良かった、、、という状態になるわけです。
【DeFi】インパーマネントロスを回避・活用する方法
インパーマネントロスの仕組みについて理解できたところで、これを避ける、または活用する方法も解説します。
【DeFi】インパーマネントロスを回避する方法
インパーマネントロスを回避するには、「ステーブルコイン×ステーブルコイン」のペアで預けるのが得策です。
ステーブルコイン同士であれば価格変動がないので、インパーマネントロスは発生しないですね
ただしリスクが少ない分、利回りも当然低くなってしまいます。
(と言っても、pancakeswapなどではAPR25%くらいですので十分高い利回りですが)
仮想通貨の値動きは激しいので、「ステーブルコイン×ステーブルコイン」での流動性の供給はベーシックな使いかたですよ
【DeFi】インパーマネントロスを活用する方法
インパーマネントロスを活用すれば、目当てのコインの枚数を増やすことができます。
イメージとしては下記のとおり。
価格が下落しているときに流動性を供給すると、「逆にコインの枚数が増える」ということが起きるワケです。
具体的な動きは下記をご覧ください。
- 預け入れのままの場合:1BTC×25BUSD+100BUSD=125BUSD
- 引き出しのままの場合:2BTC×25BUSD+50BUSD=100BUSD(▲25BUSD)
インパーマネントロスが起きていることは変わらないですが、コインの比率が変わっています
もしビットコインが長期的に伸びると信じているのであれば、インパーマネントロスを利用して逆に枚数を増やすことが可能というワケ。
補足:Defiで儲けた仮想通貨の税金は要注意
Defiでコインが増えると、現金に変えなくても税金がかかります。
たとえば1BTCを預けていて、0.05BTCをもらったとすると、0.05BTCの時価で課税されます
これを繰り返していると、計算はかなりややこしい、、、
特にインパーマネントロスには特殊な計算が必要なので、とりあえずユーザー数NO.1のクリプタクトを入れておくのもアリかと。
カンタンな取引しかしていないのであれば不要ですが、繰り返しお金を出し入れしたりすると、税金計算の仕組みを導入するのは必須。
ぼくも今後導入を予定していますよ
リンクを置いておくので、気になる人は見てみてください。
まとめ:インパーマネントロスはDeFiユーザーを搾取する仕組み
インパーマネントロスに関する重要なグラフも紹介します。
DeFi (UniSwapへの流動性提供) の「インパーマネントロス」を数学的に評価する(その③)
※上記ブログでは、数学的にインパーマネントロスを説明されております
変動倍率が1のときがいちばん儲かって、それ以外のときはインパーマネントロスが発生しています。
残念ながら、「インパーマネントゲイン」は起こりえません、、、
さらに、スワップの利回りはスワップを提供する人が決めています。
スワップ提供者が損をする仕組みは作らないでしょうから、これはつまり、ユーザーがかなりの確率で損をすることが想定できます。
これがDeFiユーザーを搾取する仕組みというワケ、、、。
ただし、この記事で書いたように「ステーブルコイン×ステーブルコインのスワップ」「増やしたいコインの下落局面での利用」というのは、インパーマネントロスの抜け道。
ここの理解なしでスワップをつかうのは、ぼくのように機会損失を出してしまう可能性があるので、ぜひ注意しておきましょう、、、
では、この記事はここまでです。
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