「マンションと戸建てどっちを買うべきだろう」
「いろんな記事を見てもどちらを買えばいいかわからない」
という人は多いのではないでしょうか。
この記事を読めば、この悩みに明快な答えが得られます。
ここで正解を選ぶことが出来れば、あなたの35年ローンや老後、さらには人生が大きく変わることでしょう。
老後にお金もなく煙たがられて生活していくか。
それとも充実の老後ライフを送りながら笑って生活していくか。
この記事に出会えたあなたは後者です。
ぜひご一読ください。
✔わたしの経歴
ここで本記事についての信ぴょう性を確認していただくためにわたしの経歴を少しご紹介させてください。
私はこれまで建築業界に12年以上関わってきました。この過程で50件近く、合計数十億円の工事契約を行っています。
しかも、これを読まれているあなたと同じ「建築主」としての経験です。そのため設計会社やハウスメーカーよりもあなた目線での記事になっていると思います。
またファイナンシャルプランナーの勉強をしながら家計の管理も自分で行い、理想の住宅を買うための資金計画を実践しています。
この経験で培ってきた、知見をもとに解説していきたいと思います。
- マンションVS戸建て どっちを買うべき?
- そもそもなぜ住宅を買うのか
- 住宅を買う理由から考えると
- ローコストな戸建て住宅を買うべき理由3つ
- ローコスト住宅でも、最低限お金をかけるべきもの
- ローコスト住宅をさらに値下げするには
- まとめ
マンションVS戸建て どっちを買うべき?
結論はずばり戸建てを買うべきです。
さらに言うとローコストな戸建て住宅を買うことです。
この理由を解説していきます。
そもそもなぜ住宅を買うのか
そもそも、あなたはなぜ住宅を買うのでしょうか。
「家賃を払うよりも住宅を買った方が将来的に資産になるから」
という方がほとんどなのではないでしょうか。
それくらいのメリットがないと何千万円も払おうとは思いませんよね。
この記事ではこの理由を前提として解説していきます。
住宅を買う理由から考えると
家賃を払うよりも住宅は将来資産になる。
これが住宅を買う理由であれば、もう答えは明確です。
建物は木造の場合22年、鉄骨造の場合34年が減価償却の耐用年数です。
つまり税務上はこの年数で建物の価値がゼロになります。
↓↓↓国税庁HPより
【確定申告書等作成コーナー】-耐用年数(建物/建物附属設備)
35年間住宅ローンを払い終えたあとの住宅の(税務上の)価値はゼロなんです。
こう考えると、老後の資産として考えるべきは「土地」です。
マンションと戸建てを比較すると土地が大きいのは戸建てです。
つまり、「家賃を払うよりも住宅は将来資産になる」から住宅を買うのであれば、戸建てを選ぶべきなのです。
ここで「勤務先から近いほうがいいからやはりマンションのほうが。。。」などと迷ってはいけません。
勤務先から近いほうがいいなら、住宅を買わずに賃貸に住めばいいのです。
「資産になるから」というのがコンセプトなのであれば、その後の選択も一貫性をもって選んでいくべきなのです。
ローコストな戸建て住宅を買うべき理由3つ
戸建ての中でも、ローコストな戸建て住宅を買うべきと冒頭で解説しました。
この理由についても説明していきます。
理由①:資産にならない出費は減らすべきだから
ここでも「資産になるから住宅を買う」という前提で話を進めていきます。
このスタンスを言い換えると、
「資産になるものにはお金をかけてもいいけど、資産にならないものにはお金をかけないほうがいい」
ということになります。
つまり(老後に)資産にならない「建物」にはお金をかけないほうがいいということになります。
例えば、株を買うときも同じです。
長期的に目減りしていく株なんか持たないほうがいいですよね。
住宅の場合は持っていないとホームレスになるしかないので、
「必要最低限で持つ」ということが重要です。
理由②:シンプルな間取りでも生活できるから
「せっかく戸建てを買うなら、いろいろこだわってみたい!」
という方もいらっしゃるでしょう。
こだわりたいところを無理やりやめるべきとは言いません。
しかしそれって本当にどうしても実現したいこだわりなのでしょうか。
例えば、
「防音室をつくって、いつでもギターを弾ける部屋がほしい」
などであれば、十分こだわってつくっていくのが良いと思います。
しかしどうしても実現したいこだわりって、多くの人はほとんどないのではないでしょうか。
わたしの場合であれば、リビングの吹き抜けとかも、
「あればいいな」とは思いますが、
「なくても別にいいかな」とも思います。
実際に、これまで賃貸住宅などでシンプルな間取りで暮らして大きな問題があったこともありません。
「住めば都」ということばもあるように、シンプルな使いやすい間取りであれば普通に暮らしていけるものです。
「資産になるから住宅を買う」ということであれば、
将来資産となる土地にフォーカスして、建物はシンプルでもよいのではないでしょうか。
理由③:必要な性能や品質は法律で決まっているから
「ローコストな住宅だと、地震のときにすぐに倒壊してしまうのでは?」
という心配もあるかもしれません。
これは絶対にないので問題ありません。
例えば耐震性って、基本的にどの建物も十分に高いんです。
耐震性が高くないと建物の審査が通らないような法律になっているので安心してください。
具体的には、震度6弱以上の地震でも、構造にひびは入るかもしれませんが倒壊しない(=命は守れる)、ということが目安になっています。
これ以上の耐震性というと、震度6弱でもひびすら入らないということなのでしょうが、震度6弱という大地震が来たときに、本当にそこまで求める必要があるのでしょうか。
木造の減価償却は22年なので、大地震というとその間に1回かあるかどうか、という程度でしょう。
その1回に備えて何百万円を使うのではなく、ローコスト住宅で十分かと思います。
ローコスト住宅でも、最低限お金をかけるべきもの
最後にローコスト住宅でも、最低限お金をかけてつくっておいたほうがいいものを紹介します。
キッチン、お風呂、洗面台など水回り
水回りの機能は、毎日の暮らしに直結してくるので、しっかりと選びましょう。
最新式の設備を入れる必要はないですが、水道代の節約になったりもするので、イニシャルコストとランニングコストを比較して決めるのがよいでしょう。
断熱性能
断熱性能も暮らしに直結してきます。
過剰に断熱する必要もないですが、必要な断熱性能がないとエアコンの電気代が異常にかかってしまったり、冬寒すぎるということが起きてしまいます。
ここだけは注意してメーカーと打ち合わせしておきましょう。
ローコスト住宅をさらに値下げするには
建物はできるだけお金をかけないことが◎です。
しかしローコストにしたつもりでも住宅メーカーや工務店から高い見積もりが出てくることはよくあります。
逆に思ったより安いということはほぼないでしょう。
そこで少しでも費用を抑えたいという人向けのリンクを用意しておきました。
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まとめ
マンションVS戸建てについて、そもそも住宅をなぜ買うのかという観点から解説してきました。
繰り返してですが、「ローコストな戸建て住宅」をわたしはおすすめします。
人の家と比べるのではなく、あなたなりのマイホームを手に入れて、人生を謳歌しましょう!
最後に、この記事で紹介したリンクを貼っておきます。
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