バイナンスのリキッドスワップというサービスの利回りが良いと聞きました。簡単に仮想通貨を増やせるなら使いたいけど、仕組みやリスクも知った上で使いたいです、、、
こんな疑問にこたえます。
※バイナンスとは、世界最大の仮想通貨取引所のこと
こんにちは。せのしゅん(@senosyun_archi)です。
投資歴は約10年で、現在の資産は約4,500万。
2026年のセミリタイアを目指して、仮想通貨投資をコツコツ続けています。
こんなぼくが解説していきます。
では、サクッと見ていきましょう。
✓仮想通貨のまとめ記事はこちら
バイナンスのリキッドスワップは下落局面で使うべき件
今、バイナンスのリキッドスワップの利回りが高騰中。
なんと利回りが30%超です。(タイミングによって変動します)
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バイナンスのリキッドスワップの仕組み
そもそもリキッドスワップとは、仮想通貨を交換するための仕組みです。
イメージは下記の通り。
仮想通貨を交換するためには、大量の通貨ペアが必要。
このプールに仮想通貨を提供すれば(流動性を提供する)、その報酬として運用利回りが得られるという仕組みです。
ちなみにこの運用利回りは、実際に通貨を交換する人が手数料として支払っているお金(仮想通貨)から捻出されています。
円⇔ドルの両替所のようなものですね
けっこうシンプルな仕組みなので、初心者でもわかりやすいかと。
バイナンスのリキッドスワップのリスク
バイナンスのリキッドスワップの仕組みがわかったところで、リスクについても知っておきましょう。
これは大きく2つあります。
リスク①:バイナンスに仮想通貨を集中させることになる
バイナンスのリキッドスワップを使ってビットコインを増やすには、ビットコインをバイナンスにある程度置いておく必要があります。
バイナンスは世界最大の取引所なので、ハッキングリスクや倒産の可能性はかなり低いと思いますが、1か所で管理をするとどうしてもリスクがあります。
中央集権的なバイナンスのリキッドスワップではなく、DeFi(分散型金融)のスワップサービスもあるのですが、正直こちらはかなり難しい、、、
とは言え、バイナンスは不動の世界最大の仮想通貨取引所。
ぼくとしては、「まあバイナンスがやっているサービスなら安心かな」という感じです。
一応リスクは知っておきましょう。
リスク②:インパーマネントロスのリスクがある
どの通貨ペアを選ぶかによって、インパーマネントロスというリスクが発生します。
インパーマネントロスとは何かというと、「通貨の価格変動によって、通貨の枚数が変動する現象」のこと。
(リキッドスワップでは、2つの通貨を1:1で預ける必要があります)
仮に、「BTC×BUSD」という通貨ペアで預けた場合、BTCの価値が上昇すると、これにつられてBTCの枚数が減ってしまいます。
コインの枚数を増やすどころか、減ってしまうわけですね、、、
これは「リキッドスワップのプールの値が一定」ということと、「プールに対する預け入れ資産の割合が一定」であることが原因です。
- 預け入れのままの場合:1BTC×400BUSD+100BUSD=500BUSD
- 引き出しのままの場合:0.5BTC×400BUSD+200BUSD=400BUSD(▲100BUSD)
100BUSDがインパーマネントロスですね
インパーマネントロスはちょっとむずかしいので、別記事で詳しく解説します。
とにかくリキッドスワップを使う時は、「価格変動」に注意する必要があることを知っておきましょう。
✓インパーマネントロスに関する記事
バイナンスのリキッドスワップを使うときのオススメの方法
では、具体的にバイナンスのリキッドスワップを使うときのオススメの方法を紹介します。
ずばり、「ステーブルコイン×ステーブルコインのペア通貨で預けること」or「下落局面において、ビットコイン×ステーブルコインのペアで預けること」です。
「ステーブルコイン×ステーブルコイン」でリキッドスワップをする意義
「ステーブルコイン×ステーブルコイン」でリキッドスワップすることの意義は、「ステーブルコインは価値が担保されているから、インパーマネントロスが発生しない」ということ。
そもそもステーブルコインとは、「1枚1ドル」のような形で値段を固定したコインのこと。
価値が固定されている通貨同士とのペアであれば、価格変動を気にする必要はありませんね
ステーブルコイン同士のリキッドスワップは安定していますが、その分利回りが低いので注意です。
下落局面において、「ビットコイン×ステーブルコイン」でリキッドスワップをする意義
下落局面において、「ビットコイン×ステーブルコイン」でリキッドスワップをする意義は、ずばり「インパーマネントロスを利用してビットコインの枚数を増やす」ことができるから。
ちょっとよくわからないと思うので、下記の表を見てみてください。
こちらはビットコインが下落したときの、インパーマネントロスの発生状況を想定したものです。
- 預け入れのままの場合:1BTC×25BUSD+100BUSD=125BUSD
- 引き出しのままの場合:2BTC×25BUSD+50BUSD=100BUSD(▲25BUSD)
たしかに、インパーマネントロスとして総資産は25BUSD減っています。
が、注目すべきは「ビットコインの枚数が逆に増えていること」です。
相対的に価値のあがったBUSDが増えたことでBUSDの枚数が減り、逆に相対的に価値の下がったBTCの枚数が増えるということが起きています
ビットコインが長期的に値上がりすると考える人であれば、この方法はお金を使わずにビットコインを増やせる良い方法かと
BUSDはバイナンスが提供しているステーブルコインであり、法定通貨ドルの担保もあるので、わりと信頼できるコインかと。
下落局面が来たら傍観するだけではなく、チャンスだと思ってリキッドスワップを使うのがオススメです。
バイナンスのリキッドスワップの使いかた
では、いよいよバイナンスのリキッドスワップの使いかたを解説していきます。
まだ口座を開設していない人は、下記のリンクから口座を開設しておきましょう。
まずはログインしたら、下記のボタンからリキッドスワップの画面に移ります。
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次に、下記の図のように「ビットコイン×BUSD」でリキッドスワップするための情報を入力していきます。
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いくつか確認をして、下記の画面のようになればリキッドスワップの完了です。
※どちらかの通貨しか持っていない場合、通貨を半分交換するのに少額ですが手数料がかかります
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手続きもかなりカンタンでしたね
参考までに引き出し方も解説しておきます。
リキッドスワップの画面で「削除」というところをクリックすると、下記のような画面になります。
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ここで引き出したい通貨を入力すればOK。
※ここでもBUSDをビットコインに変換するのに、少額ですが手数料がかかります
ビットコインで取り出したいときは、「BTCを削除」をクリックします
「削除」と書かれていますがこれは日本語の誤訳でして、「BTCを削除」でビットコインが取り出せますよ。
補足:リキッドスワップで儲けたビットコインの税金の扱いは要注意
リキッドスワップでコインが増えると、現金に変えなくても税金がかかります。
たとえば1BTCを預けていて、0.05BTCをもらったとすると、0.05BTCの時価で課税されます
これを繰り返していると、計算はかなりややこしい、、、
仮想通貨は特殊な計算が必要なので、とりあえずユーザー数NO.1のクリプタクトを入れておくのもアリかと。
カンタンな取引しかしていないのであれば不要ですが、繰り返しお金を出し入れしたりすると、税金計算の仕組みを導入するのは必須。
ぼくも今後導入を予定していますよ
リンクを置いておくので、気になる人は見てみてください。
まとめ:ガチホも良いけど、バイナンスで運用するのもオススメ
ビットコインはガチホ(長期保有)して、将来の上昇に備えるのが基本的な戦略です。
もちろんこれでも良いのですが、せっかくビットコインを持っているなら、資産運用をしたほうがさらに枚数を増やすことが可能です
ただし、ビットコイン自体が値動きの大きな商品。
きちんと仕組みを理解して、かつ適正なリスクの範囲で行うようにしましょう。
最後にバイナンスリンクを置いておきますので、仮想通貨の運用に興味がある人はぜひチャレンジしてみてください。
では。
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